タンパク質の分離分析には電気泳動法が特に適しています。分子量の違いに基づく方法は世界中で広く利用されていますが、等電点の違いによる「等電点電気泳動法(IEF法)」は余り使われていませんでした。この理由は、等電点電気泳動法の威力を容易に発揮できる方法の開発が遅れたためです。しかし、分離を毛細管(キャピラリー)の中で行い、分離したタンパク質を走査検出するという方法によって、それはついに完成されました。弊社の走査型蛍光検出キャピラリー等電点電気泳動装置(SCIEF装置)、およびそれを用いた分離分析法(日米特許技術)はまさにその完成形と言えます。弊社はこれらの技術によって世界中のタンパク質の研究と利用の更なる発展に貢献します。